遷移金属カルベン錯体を用いたフラーレンの分子変換による革新的な光電変換材料の開発

山田道夫
(東京学芸大学 教育学部自然科学系 准教授)

2015年11月5日木曜日

共著論文発表

電気通信大学の加固先生のグループが主として進めてこられた研究の共著論文がChemistry -A European Journal誌に掲載されました。
Very Important Paper (VIP)に選ばれ、表紙にも採用されました。

Preparation, structural determination, and characterization of electronic properties of bis-silylated and bis-germylated Lu3N@Ih-C80

M. Kako, K. Miyabe, K. Sato, M. Suzuki, N. Mizorogi, W.-W. Wang, M. Yamada, Y. Maeda, M. M. Olmstead, A. L. Balch, S. Nagase, T. Akasaka,

Chem. -Eur. J. 2015, 21, 16411–16420.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/chem.201502511/full

金属内包フラーレンの外側に置換基を結合させることで、フラーレン特有の電子受容性を制御することができます。炭素置換基やケイ素置換基の導入はこれまで報告されておりましたが、今回はゲルマニウム置換基の導入も達成した、というお話です。
Lu3N@Ih-C80は、一般的なフラーレンC60よりもLUMOが高いため、太陽電池に用いた場合には、より大きな開放電圧が期待されます。
Lu3N@Ih-C80は最近では市販されるようになりました。25mgで570ドルします。





1 件のコメント:

  1. 山田先生おめでとうございます。
    表紙に採用されたというのは、非常に誇らしいことですね。
    更なるご活躍を期待しております。

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